肌の水分量を増やすのに良い化粧品の成分は?
肌の水分量というのは、加齢やダメージによって減少してしまうので、スキンケアで常に補っていく必要があります。
ただし、水分だけを補っても、肌自体が蓄える力を持っていないとどんなに補給しても時間とともに蒸発していってしまいます。
水分を与えることも重要なのですが、それと同時に蓄える力をサポートすることも重要なので、化粧品でしっかり保湿をしなくてはいけません。
保湿というと乳液やクリームの油分で膜を作ると言うイメージがあるかもしれませんが、これはあくまでも一時的な表面だけの保湿になります。
表面だけ保湿をしても時間が経てば落ちてしまうため、それと同時に肌の水分も奪われていきます。
ですので、うるおいを持続させるには、肌の内部でしっかりと保持させる保湿成分を与えてあげる必要があるのです。
ヒアルロン酸やコラーゲンは肌の水分量に大きくかかわる
保湿成分には、水分を溜め込む働きをするもの、蒸発させないようにするもの、ターンオーバーを促進させるものなどがあり、まず必要となるのがヒアルロン酸です。
ヒアルロン酸は1gの少ない量で6リットルもの水分を蓄える働きを持っています。
本来なら体内で生成されるのですが、コラーゲンなどと同様に加齢とともに生成量が減っていくので、化粧水や美容液で補給していきましょう。
肌の角質層にあるセラミドが水分量の維持に大切
次に重要なのが、角質層にあるセラミドです。
セラミドは、角質細胞の隙間を埋めるように存在している角質細胞間脂質の一つで、肌の水分が蒸発するのをブロックする働きを持っています。
これが不足すると角質細胞の間に隙間が出来てしまって、ヒアルロン酸が水分を保持していても、どんどん蒸発してしまいます。
この成分も加齢とともに減少してしまいますし、紫外線や洗顔などのダメージでも不足してしまうので、スキンケアで補わなくてはいけません。
ここ数年でセラミドを配合した化粧品が増えていますが、肌に油分がついていると浸透しにくいため、化粧水を使うのがおすすめです。
セラミドが配合されている化粧水なら水分もたっぷり補給でき、効率よく量を増やすことができます。